「発信しなきゃって思うけど…正直、何を書けばいいかわからない。」
そんなふうに、スマホの前で手が止まっていませんか?
インスタもブログも、「続けることが大事」とはよく言うけれど、そもそもネタがなければ投稿なんてできませんよね。
だけど安心してください。ネタがない=あなたに魅力がない、ではありません。
実は、ネタが浮かばない人の多くが、“探し方”を間違えているだけ。
ネタって、どこか特別な場所にあるんじゃなくて、「いつもの日常」の中にポロッと転がってるものなんです。
このブログでは、インスタとブログの両方で使えるネタの見つけ方を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
今日から「何書けばいいの?」で悩まない自分になるために、まずは“気づく目”を育てていきましょう。
インスタ&ブログ投稿のネタが浮かばない理由
自分目線で発信してしまっている
投稿が書けない人の多くが、実は「自分目線」になりすぎています。
「これ見てほしい」「私のこだわりを伝えたい」「自分らしく発信したい」
それ自体は悪くない。でも、“それが相手にとってどんなメリットがあるか”を考えていない投稿は、ただの自己満足で終わってしまいます。
たとえば「今日はパンを焼きました」という投稿でも、「このレシピなら忙しい朝でも15分で焼きたて!」と書けば、相手にとっての価値が生まれますよね。
ネタがないのではなく、“伝え方がズレている”だけ。相手の目線を取り戻すだけで、ネタは見つかります。
投稿=お知らせ・宣伝になっている
「レッスン募集中」「残席1名です」——気づいたらそんな投稿ばかりになっていませんか?
これ、発信じゃなくて“告知”です。しかも、読者は「売りたい空気」を感じると離れていくもの。
集客につながる発信って、いきなり「買って」じゃないんです。
まずは「知ってもらう」「共感してもらう」「興味を持ってもらう」のが先。お知らせばかりになるのは、日頃の“土台となる発信”が足りていない証拠。
あなたの発信が止まるのは、ネタがないからじゃない。「伝えたいこと=売りたいこと」だけに偏っているから。
伝えたいのは、もっとあるはずですよね?
「日常」と「ビジネス」が分断されている
「今日は子どもの習い事の送迎で…」
「犬の散歩中に考えていたんですが…」
そんな日常って、つい“ビジネスとは関係ない”って思って切り離していませんか?
でも実は、その何気ない日常の中に、ネタのタネがゴロゴロ落ちてるんです。
大切なのは、そこから“学び”や“気づき”を言語化する視点を持つこと。
たとえば「子どもが朝バタバタでイライラしてた。でもパンの香りで少し笑顔になった」
これだけで、「忙しい朝にホッとできる手作りパン」っていうネタになります。
ビジネスと日常を切り離すのはもったいない。あなただけの視点こそが、共感を生む最強のネタになるんです。

ネタ切れを防ぐ!インスタとブログで使えるネタの見つけ方7選
お客様の質問・感想をネタにする
ネタに困ったら、いちばん手っ取り早くて濃い内容になるのが「お客様の声」です。
よく聞かれる質問、レッスン後の感想、LINEのやり取り…全部ネタになります。
たとえば「ホームベーカリーでも大丈夫ですか?」という質問があったなら、それに答える形で投稿を作れば、それを気にしている他の人にも刺さりますよね。
つまり、1人の声=10人の潜在的な悩みと考えてOK。
「私にはまだお客様がいません」という人も、過去の体験やDM、周囲の知人の反応から拾って大丈夫。
自分でひねり出すより、“実際の反応”をベースにする方が、リアルで伝わる投稿になります。
過去の自分の悩みを振り返る
今のあなたが当たり前のようにできていることも、昔は「できなかったこと」だったはず。
その“できなかった頃の自分”が抱えていた悩みやモヤモヤを思い出してみてください。そこに、読み手が共感するヒントがあります。
たとえば「パン生地がいつもベタついて苦手だった」経験があるなら、
→「ベタつきやすい生地の対処法」としてネタにできる。
ポイントは、“昔の自分に教えるつもり”で書くこと。
「こうするといいよ」ではなく、「私も悩んでたけど、こうしたらうまくいったよ」と伝えるだけで、読者との距離が一気に縮まります。
レッスンの裏側やこだわりポイントを公開
「ただのレッスン紹介」になってしまってる投稿、していませんか?
読者は、表に出てこない“裏側のストーリー”にこそ興味を持ちます。
たとえば、「この成形方法、なぜ採用したのか」「この材料にこだわる理由」「初回レッスンで必ずする声かけ」など、
あなたしか知らない“舞台裏”は、立派なネタになるんです。
こういう発信をすると、「この先生、信頼できそう」「ちゃんと考えて教えてるんだな」と、投稿だけで信頼貯金がたまります。
ただの宣伝ではなく、「価値ある人」だと伝えるために、ぜひ裏側を見せていきましょう。
ビフォーアフター事例で説得力UP
ネタに迷ったら、受講生やお客様のビフォーアフターは鉄板です。
「受講前はこんな悩みがあった」「実際にどう変わったか」を伝えることで、あなたの商品・サービスの価値が一目で伝わります。
ただの「嬉しいです!」という感想より、「◯◯ができなかったのに、今は△△できるようになった」という具体的な変化があると、読者も「私もそうなれるかも」と未来を想像できます。
ポイントは、感情の変化も一緒に書くこと。
「不安だった→楽しくなった」「自信がなかった→家族に褒められた」など、心の動きを見せると、より共感が深まります。
プライベートの出来事を“学び”に変える
「今日は家族で公園に行って…」「犬がこんなことして…」
こんな一見“何の関係もない日常”も、実は最高のネタになります。
そのまま書くとただの日記ですが、そこに“学び”や“気づき”を加えると、一気にビジネス投稿に変わります。
たとえば、「朝散歩してると、自然とアイデアが浮かぶ。やっぱり余白って大事だなと思った」など。
何気ない日常に、“あなたらしい視点”を加えるだけで、それは誰かの心に刺さる言葉になります。
完璧じゃなくていい。むしろ、ちょっと抜け感のある投稿の方が「人間味があって好き」と言ってもらえたりしますよ。
同業者を客観的に観察してヒントを得る
ネタが浮かばないときは、自分の頭の中だけで考え込まずに同業者の発信を研究するのも効果的です。
「いいな」と思った投稿があったら、なぜその内容が良かったのか、自分だったらどう伝えるかを考えてみてください。
まるっと真似するのではなく、切り口や構成のヒントをもらう感覚です。
そして、差別化のヒントにもなります。
「私だったらここをもっと初心者向けにするな」「もっとリアルな事例を入れるかも」と思えたら、それがあなただけの強みです。
誰かの投稿を見て落ち込むんじゃなくて、“参考書”として冷静に観察する。これ、ネタ切れに強くなるコツです。
インスタとブログで同じテーマを使い回す
「インスタとブログ、別々にネタを考えるのが大変…」
そう感じてるなら、同じネタを使いまわしてOKです!
たとえば、ブログでは深掘りした内容を投稿して、インスタではその一部を図解や写真付きで発信する。逆に、インスタの投稿を広げてブログ記事にしてもいい。
ポイントは、「媒体によって見せ方を変える」こと。
同じテーマでも、短文・画像中心のインスタと、文章で深掘りできるブログでは役割が違います。
無理に別のネタを考えるより、“ひとつの内容を広げたり、切り口を変えたりして何度も使う”のが賢い発信の仕方です。


「集客につながるネタ」に変える3つの視点
自分ではなく“相手”を主語にして書く
「私が伝えたいこと」ではなく、「相手が知りたいこと」に変換するだけで、反応はガラッと変わります。
でも多くの人が、無意識に“自分主語”で発信してしまっているんです。
たとえば「私はこう思っています」ではなく、「こう感じている方、多いですよね?」と問いかける。
「私のレッスンでは◯◯します」ではなく、「こんなお悩みがある方には、こういう解決策があります」と伝える。
主語を変えるだけで、読まれる投稿→共感される投稿に進化します。
そして、共感されるからこそ、「この人から学びたい」と思ってもらえるんです。
“私”を主語にするのは売るときだけでいい。ネタは“相手の視点”から見つける習慣をつけましょう。
「なぜそれが必要か?」を常にセットで伝える
発信内容が「ただの情報提供」で終わってしまう人に多いのが、背景(理由)を語っていないパターンです。
たとえば、「パンは冷蔵発酵がおすすめです」だけでは、「へぇ」で終わってしまいます。
でも、「なぜなら、忙しい朝でも時短で焼きたてが食べられるから」と理由を添えると、「それ、私もやってみたい」と興味が生まれます。
情報+理由=共感と納得。
この2つが揃って初めて、読者の心が動きます。
「何を伝えるか」よりも、「なぜそれが大切なのか?」まで一歩踏み込んで書くこと。これが“集客につながる発信”の第一歩です。
行動してもらうための導線を意識する
どんなにいいネタでも、投稿の最後が「ふんわり終わる」だけではもったいない。
見込み客に行動してもらうには、「次にどうしてほしいのか?」を明確にする必要があります。
たとえば、「気になる方はLINEで質問してください」「詳細はプロフィールのリンクからご確認ください」など、“読んだあとにできること”を提示するのがポイント。
これは売り込むというより、“興味を持った人の背中を押す”ための大事な一文です。
読者は、想像以上に“何をしていいかわからない”もの。だからこそ、「次の一歩」をわかりやすく示してあげましょう。
ネタの良さを“集客につなげる力”に変えるのは、この導線設計にかかっています。

よくある質問(FAQ)

まとめ|ネタ切れしない人は「見つけ方」がうまいだけ
「何を書けばいいかわからない」
それは、あなたの発信力が足りないんじゃない。
“ネタの見つけ方”を知らなかっただけです。
ネタは、特別な才能がある人だけが見つけられるものではありません。
日常の中にある“ちょっとした気づき”や“誰かの疑問”に目を向けられるかどうか。
そして、それを「自分じゃなく相手の視点」で変換できるかどうか。
今回紹介したような方法を取り入れていけば、
「もう発信が怖くない」自分になれます。
投稿が止まるのは、あなたのせいじゃない。
考え方と視点を変えれば、ネタは尽きません。
今日からは、“書けない自分”を責めるのはやめて、
“気づける自分”で、発信を育てていきましょう。