なんだか最近、やりたいことと違うことばかりしてる気がしませんか?
集客できてるのに、疲れてしまう。理由ははっきりしています。
「来てほしい人」ではなく「来てくれた人」に合わせすぎているから。
たぶん、最初は誰でもいいと思ったはず。
とにかく申し込みがほしくて、自分をちょっと変えてまで、誰にでも届く言葉を使ってきたかもしれません。
でもね、それを続けるほど、苦手な人が増えていきます。
このままじゃ、自分の教室がしんどくなる。
そう感じているなら、ペルソナを見直すタイミングです。
伝えたい相手は、たったひとりでいいんです。
「こんな人に来てほしい」じゃなくて、「この人にしか来てほしくない」くらいでちょうどいい。
この記事では、苦手な生徒に振り回されないためのペルソナ設定の考え方をお伝えします。
理想の生徒だけが集まる教室へ今日から変えていきましょう。
苦手な生徒が集まる理由
誰でもいいから来てほしいと思っている
教室を始めたばかりの頃、「誰でもいいから来てほしい」と思っていませんでしたか?
でも本音では、話しやすい人、価値観が合う人とだけ関わりたいと願っていたはずです。
それなのに、集客のために「どんな人でも歓迎」と広げてしまった結果、疲れる相手まで引き寄せてしまう。
発信は言葉の磁石。
誰に向けた言葉かによって、集まる人が変わります。
だからこそ、「誰でもいい」は危険です。 実際には、誰にでも合う教室なんて存在しません。
自分にとって合う人を選んでいくことで、教室の空気は確実に変わります。
合わない相手に振り回される日々を終わらせたいなら、まずは「誰でもいい」を手放す勇気を持ちましょう。
皆に好かれたいと思っている
優しい言葉、当たり障りのない表現。 無意識のうちに、誰かに嫌われないように発信していませんか?
確かに丁寧な印象は大切です。
でも、曖昧な発信は“誰にも刺さらない”という結果になりがちです。
誰かに好かれたいあまり、自分の本音や価値観を隠すと、教室に来てほしい相手にも届かなくなります。
「好かれる」よりも、「共感される」ことが大切。
理想の生徒とつながるには、思い切って自分の考えやスタンスを言葉にしていくこと。
そこに勇気を持てる人が、教室経営のストレスを減らしていけます。
発信で人間関係はつくられます。
だからこそ、迎えたい相手に向けて、正直に発信しましょう。
選ばれないといけないと思っている
集客というと、「相手に選ばれるもの」と思っていませんか? でも実際は、こちらからも選んでいいのです。
むしろ、どんな人と仕事をしたいかを明確にすることが、気持ちよく教室を続ける第一歩になります。
疲れる相手が来るのは、無意識に“誰にでも合いそうな言葉”を選んでいるから。
自分にとって理想の生徒像をはっきりさせると、発信もサービス内容も変わります。
共感してくれる人だけが残り、教室の空気も穏やかになる。
「自分を安売りしない」と決めること。
これは、自分もお客様も大切にするための選択です。
選ばれることより、自分が誰を迎えたいかを大切にしましょう。

ペルソナって何?なぜ設定が必要?
年齢・職業だけじゃ足りない「本当の人物像」とは
ペルソナと聞くと、年齢や性別、職業などのプロフィールを思い浮かべがちです。
たしかにそれも大切な情報ですが、それだけでは不十分。
なぜなら、人が行動を決めるのは「感情」や「価値観」だからです。
たとえば、同じ40代の主婦でも「家計の足しにしたい人」と「自分の好きなことで自立したい人」では、まったく反応が変わります。
この「感情の動き」まで含めてこそ、本当の人物像になります。
リアルに想像できるほど、発信は届きやすくなるのです。
ペルソナが曖昧だと苦手な人を引き寄せてしまう理由
ペルソナをぼんやり設定したまま発信すると、言葉がどこか中途半端になります。
結果「この人の教室、なんかいいかも」と思わせる力が弱くなる。
そして、誰でも受け入れるような印象を与えてしまい、「合わない人」も集まりやすくなります。
苦手な人が来る原因は、あなたが悪いわけではありません。
ただ、伝え方が曖昧なだけ。
ペルソナを明確にすると、言葉に芯が通ります。
「私はこんな人の力になりたい」「こんな悩みを解決できる」 そう伝えることで、本当に必要としている人にだけ届くようになります。
誰にでも優しい発信は、一見いいことのようで、実は自分を苦しめる落とし穴。
だからこそ、ペルソナ設定は“自分を守るため”にも必要なのです。

ペルソナを変えると教室の空気が変わる
自分にとって無理のない関係だけが残る
ペルソナを見直すことで、教室に来る人が変わります。
無理に気を使う必要のある相手ではなく、自分らしくいられる関係性の人たちが残るようになる。
人間関係のストレスがなくなると、教えることに集中できるようになります。
生徒の反応もよくなり、自然と教室の雰囲気も明るくなる。
「居心地がいい空間」をつくるには、誰を迎えるかがカギ。
ペルソナを変えると、教室の空気が大きく変わります。
単価よりも信頼が積み上がっていく
理想の生徒が集まると、自然と関係性も深まります。
一度きりではなく、継続的に通ってくれるようになる。
その結果、収入は安定し、リピート率も高まります。
「安くない価格でも選ばれる」ようになるのは、信頼関係があるからこそ。
単価を上げたいなら、まずは信頼を築くこと。
信頼は、「この先生の言葉が刺さる」「ちゃんと自分のことをわかってくれている」 そう感じてもらえる発信から始まります。
高単価を目指す前に、誰と信頼関係を築きたいのか。
その土台を整えることが、ビジネスの成長を支えます。
好きな人に囲まれて仕事ができる幸せ
仕事は人生の大半の時間を占めます。
だからこそ好きな人と関われることは、想像以上に大きな価値です。
「この人たちと過ごす時間が楽しい」 そう思える教室は、講師にとっても生徒にとっても幸せな場所になります。
ペルソナ設定は、自分を好きになってくれる人を集めることではなく、自分が好きになれる人を迎える準備。
心地よく働きたいなら、まずはどんな人と関わりたいかを考えること。
それを明確にすることで、理想の教室が現実になっていきます。

理想の生徒を引き寄せるペルソナ設定3ステップ
①「来てほしくない人」を明確にする
多くの講師がやってしまうのが、「誰でもいいから来てほしい」という姿勢。
でも、その“誰でも”の中には、あなたが本当は関わりたくないタイプも含まれています。
嫌な気持ちになる生徒が来るのは、実はあなたの発信が「誰でもウェルカム」になっているから。
まずやるべきは、来てほしくない人の特徴を具体的に書き出すこと。
- マウントを取ってくる
- 時間を守らない
- 感謝がない
こういった人物を明確にすると、「それ以外の人」に自然と焦点が合っていきます。
苦手な人が来るのは“運”ではありません。
招いているのは、自分の発信です。
自分を守るために最初に「NOを言う練習」をしましょう。
②たった1人の“理想像”に名前をつけてみる
「ターゲットは30〜40代の女性」なんて、ぼんやりした設定では誰にも刺さりません。
大事なのは、“たった1人”に向けて話しかけること。
あなたの教室に来てほしい理想の人は、どんな毎日を過ごし、何に悩み、どんな夢を持っているのか。
名前をつけて、その人の1日を想像してください。
たとえば「みゆきさん、38歳、パート勤務、子育てと両立しながら自分の時間を大事にしたい人」。
ここまで具体的にすると、発信の言葉がブレなくなります。
逆に、誰に向けて書いてるのかわからない投稿では、共感も信頼も生まれません。
顔の見えない“誰か”じゃなくて、「みゆきさん」に話しかけるつもりで文章を書いてみてください。
ペルソナは数字ではなく、感情に届く人物像でつくるものです。
心の距離が近づくと、反応は変わります。
③その人の心に届く言葉で発信する
発信が響かないのは、スキル不足じゃありません。
「誰に、どんな気持ちで届けたいか」が曖昧だからです。
たとえば、あなたのペルソナが「自信がないけど、何かを始めたい」と思っている人なら、
「あなたでもできるよ」と背中を押す言葉が必要です。
なのに、「最短で結果が出る!」「売上◯万円達成!」みたいな数字アピールばかりしていませんか?
それ、逆効果です。
「私には無理かも」と思わせて、そっと離れられているかもしれません。
大切なのは、その人の心にある“不安”や“希望”に寄り添うこと。
自分の世界観を押しつけるのではなく、相手の目線に立つこと。
ペルソナが決まっていれば、「どんな言葉なら届くか」が自然と見えてきます。
売れる発信とは、相手を理解しようとする姿勢から生まれるのです。

よくある質問(FAQ)
まとめ|心地よい教室は、自分でつくれる
苦手な人が来るのは、あなたが悪いわけじゃありません。
ペルソナが曖昧だっただけ。
そしてそれは、今すぐ変えられるものです。
自分が心地よく働ける教室は、自分でつくるもの。
誰かに合わせすぎると、長く続けることが難しくなります。
理想の生徒を引き寄せるには、たった1人に届く発信を。
そのために「誰を迎えたいか」をはっきりさせることが、最初の一歩です。
無理のない関係、信頼が積み上がる環境、好きな人に囲まれて働ける幸せ。
そのすべては、あなた自身の選択から始まります。
迎える相手を選ぶことは、わがままではなく誠実さ。
心地よい教室は、意志ある設計からしか生まれません。